【11月9日 AFP】20-21イタリア・セリエAは8日、第7節が各地で行われ、首位ACミラン(AC Milan)はPKを失敗したズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が終了間際に同点ゴールを挙げ、エラス・ベローナ(Hellas Verona)と2-2のドロー。早い時間帯の試合で1-1で引き分けていたユベントス(Juventus)とインテル(Inter Milan)に付き合う形となった。

 2位につけるサッスオーロ(US Sassuolo)もウディネーゼ(Udinese)と0-0のスコアレスドローに終わっていたため、代表戦による中断期間を前に勝ち点差を4に広げるチャンスだったミランだが、開始6分で先制点を与えると、その15分後には追加点を許し、ホームで2点のビハインドを背負った。

 それでも相手のオウンゴールで1点を返すと、66分に獲得したPKではイブラヒモビッチのキックがクロスバーの上を越え、同点にできなかったが、迎えた後半アディショナルタイム、イブラヒモビッチが汚名返上の今季リーグ戦8点目を頭で決めた。この結果、ミランとサッスオーロの勝ち点差は2のまま変わらなかった。

 イブラヒモビッチは、ミランでの直近6回のPKのうち4回を失敗している。試合後には「次はフランク・ケシエ(Franck Kessie)に任せる。その方が良い」とコメントした。

「これだけ試合が続く中で、常に100パーセントというわけにはいかない」「負けなかったのは重要だ。ありがたいことにこの後に中断があるから、そこで少し休みたい」

 ラツィオ(SS Lazio)と対戦した王者ユベントスは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が前半に得点したものの、後半アディショナルタイム5分にフェリペ・カイセド(Felipe Caicedo)に同点ゴールを許し、ミランとの勝ち点差は4のままだが5位に後退した。

 インテルとアタランタ(Atalanta)の一戦も、インテルがラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)のヘディングシュートで先制したが、ホームのアタランタもリーグ初先発のアレクセイ・ミランチュク(Aleksey Miranchuk)のゴールで追いつき、勝ち点1を分け合った。(c)AFP/Emmeline MOORE