【11月8日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは7日、第8節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は3-1でエバートン(Everton)に勝利したが、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は過密日程に苦言を呈した。

 敵地グディソン・パーク(Goodison Park)で勝利して指揮官への重圧は軽減されたものの、ランチタイムキックオフの影響もありけが人が出たため、スールシャール監督はリーグ側に怒りの矛先を向けた。

 ユナイテッドは公式戦2連敗中で、再びその手腕に疑問符がついたスールシャール監督が、シーズン序盤に台風の目となったエバートン戦でいかにチームを立て直すかが注目されていた。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)でイスタンブール・バシャクシェヒル(Istanbul Basaksehir)に1-2でまさかの黒星を喫したユナイテッドは、5日未明にトルコから帰国し、グディソン・パークの試合開始時刻は午後0時30分だった。

 15位でキックオフを迎えたユナイテッドは、19分にベルナルジ(Bernard Anicio Caldeira Duarte)に先制を許したが、ブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)の2得点とエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)の移籍後初得点で逆転勝利を収めた。

 しかしスールシャール監督は、過密日程のためルーク・ショー(Luke Shaw)がハムストリングを、ビクトル・リンデロフ(Victor Lindelof)が背中を、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が肩を負傷したとして不満を並べた。

「選手を0時30分にピッチに送り出してどうやって彼らのベストパフォーマンスを期待しろと言うのか? まったくもって冗談だ」「選手はスケジュールのせいで失敗するよう仕向けられていた。クラブには試合開始時刻について争うよう求めたが取り合ってもらえなかった」

 一方、フランク・ランパード(Frank Lampard)監督率いるチェルシー(Chelsea)は、シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に4-1で逆転勝利を収めて暫定3位に浮上した。

 シェフィールドは敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)でデビッド・マクゴールドリック(David McGoldrick)のゴールで先制したが、すぐさま反撃に出たチェルシーは、マテオ・コバチッチ(Mateo Kovacic)の折り返しからタミー・アブラハム(Tammy Abraham)が同点とすると、34分にはベン・チルウェル(Ben Chilwell)がゴールネットを揺らし逆転に成功した。

 後半に新戦力のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)の初得点でリードを広げたチェルシーは、さらにティモ・ヴェルナー(Timo Werner)が加点して試合を完全にコントロールした。(c)AFP/John WEAVER