■次男

 バイデン氏の悲しみの深さは誰が見ても明らかだが、家族の悲劇はこれまで繰り返し語られてきたため、同氏の政治ブランドの一部にもなっている。

 しかし、次男のハンター氏については別だ。

 弁護士でロビー活動家のハンター氏のキャリアは波乱に満ち、ウクライナのガス企業の取締役として多額の報酬を得ていた。だが、同社はバイデン氏が副大統領だった時期に汚職疑惑が浮上した。

 また、ハンター氏は自らのアルコールおよび薬物依存を認めているが、刑罰の対象となったことはない。(c)AFP/Sebastian Smith