【11月6日 AFP】接戦が続く米大統領選は5日(日本時間6日)、激戦区の数州で開票が完了し、勝者が確定する可能性がある。

 民主党候補のジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領は勝利に必要な選挙人270人のうち264人を確保したとみられている。ただ、これはアリゾナ州を含めた場合の数字で、共和党の現職ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の陣営は同州でトランプ氏が勝利できる可能性がまだ残されていると主張。そうなればバイデン氏の獲得選挙人は253人となる。

 一方、トランプ氏が現時点で確保している選挙人は214人のみだ。

 5日にはジョージア(選挙人16人)、ノースカロライナ(同15人)、ネバダ(同6人)の3州で開票結果が発表される見通しだが、ノースカロライナでは選挙日以前に郵便で送付された票は11月12日まで集計が可能となっている。

 バイデン氏は3州のうちのいずれかを獲得すれば当選を確実にできる可能性がある。一方のトランプ氏が敗北を免れるには3州すべてを獲得する必要がある。(c)AFP