【11月3日 AFP】米大リーグ(MLB)は2日、各賞の候補者が発表され、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)のダルビッシュ有(Yu Darvish)とミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)の前田健太(Kenta Maeda)が、それぞれサイ・ヤング賞(Cy Young Award)の最終候補に名を連ねた。

 ナ・リーグはダルビッシュのほか、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)のエースでリーグトップの防御率1.73を記録したトレバー・バウアー(Trever Bauer)と、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)のジェイコブ・デグロム(Jacob deGrom)がノミネートされた。

 前田は今季のレギュラーシーズンで11試合に先発し、66回3分の2を投げて6勝、防御率2.70、80奪三振を記録した。ア・リーグでは前田と同じくかつてロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)に所属していたトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)の柳賢振(Ryu Hyun-jin、リュ・ヒョンジン)と、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)のシェーン・ビーバー(Shane Bieber)が最終候補3人に選ばれた。

 一方、シーズン最優秀選手(MVP)の最終候補には、ナ・リーグがドジャースのムーキー・ベッツ(Mookie Betts)をはじめ、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)のフレディ・フリーマン(Freddie Freeman)、サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)のマニー・マチャド(Manny Machado)が選ばれた。

 前週のワールドシリーズでドジャースが4勝2敗でタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)を下し、1988年以来の優勝を果たす立役者となったベッツは、2018年にもボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)の優勝に貢献してア・リーグのシーズンMVPを受賞しており、両リーグで同賞を獲得する史上わずか2人目の快挙を成し遂げる可能性が出てきた。

 ア・リーグではシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)のホセ・アブレウ(Jose Abreu)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のDJ・ルメイユ(D.J. LeMahieu)、さらにはインディアンスのホセ・ラミレス(Jose Ramirez)が最終候補に残った。(c)AFP