【11月2日 AFP】ドイツ・フランクフルトの警察当局は1日、前夜から未明にかけて最大800人の群衆が市警察本部前に集結し、警官らに向けて卵や瓶を投げ付けるなどしたと発表した。この騒ぎで9人を逮捕したが、翌朝までに証拠不十分で8人を釈放したとしている。

 騒ぎの発端は10月31日午後10時45分(日本時間11月1日午前6時45分)ごろ、繁華街の大通りツァイル(Zeil)を巡回中の警察車両に向けて突然、石や瓶、卵が投げ付けられたことだった。警察車両が標的となった理由は明らかになっていない。

 その直後に状況は悪化し、警察本部前に「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する規制を守っていない」500~800人が集結して、警官らに物を投げてきた。

 フランクフルト市内で警察が攻撃の対象となるのは、2夜連続。ゲアハルト・ベレスビル(Gerhard Bereswil)市警察本部長は、警察に対する攻撃は「耐え難い」行為であり「強く非難する」と述べ、警察はこうした振る舞いを許容しないと強調した。(c)AFP