【11月2日 AFP】バングラデシュの首都ダッカで2日、イスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の風刺画をめぐって「表現の自由」を擁護するエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領に抗議する国内最大規模のデモが行われ、警察発表によると少なくとも5万人が参加した。主催者は、参加者は10万人を超えたと主張している。

 バングラデシュ最大のモスク(イスラム礼拝所)前に集結したデモ隊は、フランス製品のボイコットなどを訴えながらフランス大使館へ向けて行進。仏大使館手前で警備員に前進を阻止された。

 デモ参加者らは、「預言者ムハンマドの冒涜(ぼうとく)は認めない」と叫び、マクロン氏の人形を燃やすなどした。

 バングラデシュで大規模な反仏デモが行われるのは、この1週間で3回目。いずれも国内でも最大規模のイスラム急進派の政治団体が呼び掛けている。(c)AFP