【11月2日 AFP】男子テニス、エルステ・バンク・オープン(Erste Bank Open 2020)は1日、シングルス決勝が行われ、大会第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)は6-4、6-4のストレートでラッキールーザーのロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego、イタリア)を下し、今季5勝目を挙げるとともに、シーズン最終戦のATPファイナルズ(ATP Finals 2020)初出場を決めた。

 大会を通じてサービスゲームを一つも落とさなかったルブレフは、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を撃破して勝ち上がってきたラッキールーザーに明らかな力の差を見せつけ、1時間30分かからずに快勝した。これで今季のタイトル数はツアーの誰よりも多い5勝目となり、2020年の勝利試合数も39に伸ばしてジョコビッチと肩を並べている。

 ルブレフは「祖母がオーストリア出身で、僕にもその血が入っているから、この大会は僕にとって本当に特別」「とても大事なタイトルになった」と話した。

 この結果、ルブレフは15日から始まる英ロンドン開催最終年のファイナルズに初めて出場することが決まった。ルブレフは「ロンドンで初めて戦えることになってうれしいよ。本当に楽しみだ」とコメントした。

「改善しなくちゃならないところはまだまだ多いし、どこをどう伸ばせばそのレベルにいられるか、トップ8の選手と戦えるかが分かるという意味で、自分にとって良いチャレンジになる」 (c)AFP