【10月31日 AFP】男子テニス、エルステ・バンク・オープン(Erste Bank Open 2020)は30日、シングルス準々決勝が行われ、連覇を狙った大会第2シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は6-7(5-7)、2-6で第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)に敗れた。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)覇者のティエムを相手に30本のウイナーをたたき込んだ世界8位のルブレフは次戦、決勝進出をかけて南アフリカのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson)と対戦する。

 今大会で今季5勝目を目指すルブレフは、「失うものは何もないという気持ちでここに来た」「すでに非常に素晴らしいシーズンを過ごせている。全く期待することなく、とにかく自分のベストを尽くし、全試合でファイトしようとしている。その結果として、今ここで準決勝に残れている」と話した。

 一方のアンダーソンは、第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)を6-4、7-6(7-5)で破っての4強入り。2018年大会覇者のアンダーソンがトップ10選手から勝利するのは、ここ2年で初めてとなった。

 また同日には、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)がラッキールーザーのロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego、イタリア)に2-6、1-6で過去一番の大敗を喫した。勝利したソネゴは、準決勝でダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)と対戦する。(c)AFP