【11月1日 AFP】新型コロナウイルスの流行第2波に見舞われている欧州の少なくとも14か国で先週、コロナ関連の入院患者数が過去最多を記録した。各国の公式データをまとめたAFPの集計で明らかになった。

 最も状況が悪化したのはチェコで、コロナ関連で入院した患者数は住民10万人当たり62人となった。次いでルーマニアが57人、ベルギーが51人、ポーランドが39人だった。

 このデータは、欧州52か国中35か国が提供した医療機関での数値を基にしており、35か国には欧州連合(EU)加盟国のほとんどが含まれる。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による入院患者は、35か国全体で1週間前には10万人に満たなかったが、現在は計13万5000人に上っている。

 入院患者数の増加率は、セルビアで97%と最も大きく、次いでベルギーで81%、オーストリアで69%、イタリアで65%だった。

 流行の第1波以後、入院患者数が減少したのはモンテネグロのみだった。(c)AFP