【11月1日 AFP】ラグビーの南半球対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2020)が31日に開幕し、43-5でオーストラリアに圧勝したニュージーランドが両国の間で争う「ブレディスローカップ(Bledisloe Cup)」18連覇を達成した。

 ウェリントンで行われたブレディスローカップ初戦を16-16で引き分けた後、オークランド(Auckland)での第2戦に27-7で快勝していたオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は、対ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)戦では過去最大の得点差で若い相手を容赦なく粉砕し、次週行われるシリーズ第4戦を前にミッションを完遂した。

 オールブラックスはリッチー・モウンガ(Richie Mo'unga)が23点を奪取。イアン・フォスター(Ian Foster)ヘッドコーチ(HC)も、ともに指揮官としてのブレディスローカップは初挑戦だったデイブ・レニー(Dave Rennie)HCとの対決を制した。

 オールブラックスのサム・ケイン(Sam Cane)主将は、「興奮するというより、安心している」と話し、チームは炭酸飲料で祝杯を挙げるだろうと続けた。

「いろいろな感情を味わっているが、このメンバーを心から誇りに思うし、この先がすごく楽しみだ」

 オールブラックスが敵地でブレディスローカップ戴冠を決めるのは久しぶりで、また敵地での前回対戦は26-47で敗れていただけに、チームにとっては気持ち良く雪辱を果たした形となった。

 この試合は、南アフリカが出場を辞退したため3か国対抗戦となったトライネーションズ(2020 Tri-Nations)の開幕戦も兼ねていた。大会には他にアルゼンチンが出場している。(c)AFP