【10月24日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは23日、第6節の試合が行われ、リーズ・ユナイテッド(Leeds United)はパトリック・バンフォード(Patrick Bamford)のハットトリックの活躍で、アストン・ビラ(Aston Villa)に3-0で勝利した。

 敵地ビラ・パーク(Villa Park)で後半の19分間にバンフォードが3得点を挙げたリーズは、暫定ながら3位に浮上。一方のビラはクラブ史上初となる開幕5連勝のチャンスを逃し、連勝は4で止まった。

 昨季の最終節でなんとか降格を免れていただけに、ディーン・スミス(Dean Smith)監督率いるビラにとっての今季初黒星は、思わぬ好発進の後の現実をチェックするものとして役立つだろう。

 指揮官は現状に満足していると「あっという間に面目を失う」ことになると選手たちに伝えていたが、その忠告に耳を傾けなかったことでバンフォードにノックアウトされた。

 バンフォードは今季開始を前にプレミアでは27試合に出場してわずか1得点にとどまっていたが、新シーズンはすでに6試合で6得点を決めている。

 バンフォードは自身の台頭についてマルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)監督が果たした役割を認識しているが、指揮官はその再生はハードワークと謙虚な取り組みのたまものだと語った。

「パトリックがいくつも素晴らしいゴールを決めたので非常にうれしい。それとは別に、彼はチームのために多くの犠牲を払う貴い選手で、度量が広い」

「彼の成長は彼自身に関係するもので、私と関係はない」

 リーズは19日のウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)戦での敗戦に対して完璧な反応を見せ、チャンピオンシップ(2部)からの昇格後3勝目を挙げた。

 ビエルサ監督は「重要な試合だったし、勝利に値する。先制できて、あちらがチャンスをものにできず得点が決まらなかったのは少しラッキーだった」と語っている。(c)AFP