【10月23日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、エバートン(Everton)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は22日、激しいタックルでリバプール(Liverpool FC)のDFビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)を負傷させたGKジョーダン・ピックフォード(Jordan Pickford)を擁護し、計画的なものだったという指摘については「公平でない」と述べた。

 前週末に行われたマージーサイドダービーで、ファン・ダイクの膝の靱帯(じんたい)を損傷させるタックルをしたイングランド代表守護神のピックフォードは厳しく批判されている。

 ファン・ダイクのチームメートであるジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)は、同GKは「愚か」で、相手選手の福利を考えないタックルをしたと示唆した。

 しかし、アンチェロッティ監督はそうした解釈を退け、長期離脱するファン・ダイクの負傷をクラブの全員が申し訳なく思っていると明かした。

 クラブチャンネル「エバートンTV(Everton TV)」で、指揮官は「ビルヒル・ファン・ダイクの負傷をわれわれが本当に申し訳なく思っていることは明確にしておきたい。彼がすぐにしっかり回復できるよう、クラブの全員が願っている」と話した。

「ジョーダン・ピックフォードとの接触があった。タイミングを誤った接触だったが、実際のところプレミアリーグはとても速いため、少し遅れることはそれほどおかしなことではない」

 アンチェロッティ監督はまた、ピックフォードの意図はボールに競り勝つことで、ファン・ダイクを傷つけることではなかったと述べた。

「あれが計画的なものだったというようなことを口にするのは、個人的には度を越えていると思う」「ビルヒル・ファン・ダイクはそれを理解している。これがサッカーであり、残念ながらけがはつきもの」

「ジョーダンはとても悲しんでいて、(ファン・ダイクの負傷について)非常にがっかりしている。だが、あれが計画的だったと言うのは愚かであり、公平でない」

「激しい接触であり、タイミングを誤っていたかもしれないが、サッカーの世界では時折こうしたことが起こり得る」 (c)AFP