【10月19日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は19日、将来的に新型コロナウイルスのワクチン投与に使用するため、2021年末までに全世界で注射器10億本を備蓄すると発表した。

 ユニセフは「ワクチンの投与回数と同数の注射器が世界的に必要になる」とした上で、ワクチンが接種可能となるのに先立って、今年末までにまず注射器5億2000万本の確保を目指していると発表した。

 注射器の保存可能期間は5年で、海上輸送されることが多い。一方、熱に弱いワクチンは、より迅速に航空輸送される。

 世界保健機関(WHO)によると、42種のワクチン候補が現在臨床試験中で、うち10種は大規模な最終段階の第3相試験に入っているという。(c)AFP