【10月19日 AFP】チリの首都サンティアゴ中心部で18日、より広範な平等を求める抗議運動の開始から1年を迎えるのを記念する大規模デモがあり、参加者が暴徒化して教会2つが放火された。

 地下鉄の運賃値上げをきっかけに2019年10月18日に始まったデモは、不平等や政府への抗議に発展した。1週間後には、デモ隊の要求の一つだった独裁政権下で制定された憲法に代わる新憲法制定の是非を問う国民投票が予定されている。

 イタリア広場(Plaza Italia)で開かれたデモは、午前中はおおむね祝祭のような雰囲気に包まれていた。だが、午後になると暴力沙汰や略奪行為、破壊行為が発生した。

 イタリア広場の近くにある教会の一つは、フードをかぶったデモ参加者が歓声を上げる中、放火により焼け落ちた。また、別の教会も略奪被害を受け、放火で損傷した。(c)AFP