【10月19日 AFP】サウジアラビア当局は18日、新型コロナウイルス感染者数の伸びが緩やかになったとして、イスラム教の聖地メッカ(Mecca)の聖モスク(Grand Mosque)内での礼拝を7か月ぶりに再開し、時期を問わずに行われる小巡礼「ウムラ(Umrah)」の人数制限を最大1万5000人に緩和した。

 ウムラは今年3月、パンデミック(世界的な大流行)を受けて停止されていた。その後、当局は今月初めに国民と地元住民に対象を限定し、1日当たり6000人まで巡礼を許可していた。今回の措置は緩和の第2段階に相当する。11月1日から適用される第3段階では、海外からの巡礼も認められる。

 当局は広範な健康上の注意を呼び掛けており、聖モスク内での礼拝にはマスク着用が必要となる。(c)AFP