【10月19日 AFP】バドミントン、デンマーク・オープン(DANISA Denmark Open 2020)は18日、各種目決勝が行われ、女子シングルスでは大会第2シードの奥原希望(Nozomi Okuhara)が21-19、21-17で第3シードのキャロリーナ・マリン(Carolina Marin、スペイン)を下し、2018年11月以来となる優勝を果たした。

 元世界女王の奥原は、世界バドミントン選手権(TOTAL BWF World Championships)を3回制し、2016年リオデジャネイロ五輪では金メダルを獲得したマリンから勝利を収めた。

 2018年の香港オープン(YONEX-SUNRISE Hong Kong Open 2018)以来のタイトルに輝いた25歳の奥原は、「他の対戦相手と比較すると、マリンはより速くアタックが厳しい。ディフェンスとフットワークに集中した。きょうはよく足が動いてくれた。全体的にうまくいった」とコメントしている。

 一方のマリンは、ミスが多すぎたと試合を振り返った。「最大の敗因は自分のミスだと考えている。ノータッチも多かったがミスも多かった。自分次第の試合だった」

 地元デンマーク勢同士の対戦となった男子シングルス決勝では、第3シードのアンダース・アントンセン(Anders Antonsen)が18-21、21-19、21-12で第7シードのラスマス・ゲムケ(Rasmus Gemke)を退け優勝した。

 今大会は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)でツアーが中断して以来、7か月ぶりに開催されたトップレベルの国際大会となった。(c)AFP