【10月17日 AFP】ニュージーランドで17日、総選挙が実施され、ジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相率いる労働党が圧勝し、野党・国民党のジュディス・コリンズ(Judith Collins)党首は敗北を宣言した。

 コリンズ氏はテレビ中継された演説で、「先ほど本人に電話したが、ジャシンダ・アーダーン首相に祝意を表したい。労働党は見事な結果を出したと思う」と述べた。

 3分の2の開票を終えた時点で、中道左派の労働党の得票率は49.2%。120議席中64議席前後を獲得するとみられている。一方、連立を組む緑の党は7.6%で、対する国民党は27%となっている。

 ニュージーランドでは1996年に比例代表制が採用されて以降、圧倒的過半数で与党が誕生したことはなく、複数の政党による連立政権が続いている。(c)AFP