【10月16日 AFP】男子テニス、ベット1ハルクス室内(bett1HULKS Indoors 2020)は15日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-4、6-1でフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)を下し、準々決勝に駒を進めた。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)で準優勝を果たしたズベレフは、新型コロナウイルスの影響に見舞われた全仏オープンテニス(French Open 2020)の敗退後初の一戦で、わずか約1時間で決着を付けた。この日の対戦相手となったベルダスコは、全仏の検査で新型コロナウイルス陽性となり大会失格となっていた。

 ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)では、ズベレフも発熱の症状に見舞われながらプレーしたことで暗い影を落とすことになった。自身も「完全に体調が悪かった」と訴えながら同大会の4回戦に出場したことについて、そうすべきではなかったのかと疑問を投げかけていた。

 その後、検査結果は陰性だったズベレフは、38度の熱があったと記者団に告げた後、風邪を引いていたことを明らかにした。

 昨年のジュネーブ・オープン(Banque Eric Sturdza Geneva Open 2019)以来のタイトル獲得を目指している23歳のズベレフは次戦、ベスト4入りを懸けてロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)と対戦する。(c)AFP