【10月16日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、94)は15日、イングランド南西部ポートンダウン(Porton Down)にある研究施設を公務で訪れたが、マスクはしていなかった。女王の外出公務は、3月9日にウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われた英連邦記念日(Commonwealth Day)の式典に出席した3月9日以来となる。

 女王と孫のウィリアム王子(Prince William)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の研究を支援してきた国防科学技術研究所(Dstl)を訪問した。

 2人はマスクをしていなかったが、別々に現地入りし、2メートルの距離を保っていた。2人と濃厚接触した48人は全員、事前に新型ウイルス検査を受けていた。

 2人は、2018年にロシア人元スパイ、セルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏の毒殺未遂事件で使用された神経剤ノビチョクの特定に関与した職員らと面会した。(c)AFP