【10月15日 AFP】陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は14日、ドーピング違反が発覚していた2017年のロンドン・マラソン(London Marathon 2017)王者ダニエル・ワンジル(Daniel Wanjiru、ケニア)に4年間の資格停止処分を科したと発表した。

 28歳のワンジルは4月、自身の生体パスポートに「異常」が見つかり、「禁止薬物、または禁止されている手法を使った」として暫定的な資格停止処分を言い渡されていた。

 今回の資格停止処分は、昨年12月9日までさかのぼって適用される。

 AIUの発表文によれば、2019年3月から同選手が記録した全結果は「メダルやタイトル、ランキングポイント、賞金、出場料の剥奪といったあらゆる形によって無効になる」。

 2017年にはロンドン・マラソン優勝の他に第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)の同種目で8位に入ったワンジルは、2016年のアムステルダム・マラソン(TCS Amsterdam Marathon 2016)も制している。(c)AFP