【10月13日 AFP】故ジョン・マケイン(John McCain)米上院議員の母親、ロバータ・マケイン(Roberta McCain)さんが死去した。108歳だった。マケイン氏の妻シンディ(Cindy McCain)さんが12日、発表した。

 シンディさんはツイッター(Twitter)に「素晴らしい義理の母ロバータ・マケインが永眠したことを、深い悲しみをもってお伝えします」と投稿した。

 ロバータさんは石油王の娘として生まれ、19歳の時に米海軍大将の息子ジョン・S・マケイン・ジュニア(John S. McCain Jr)氏と、メキシコのティフアナ(Tijuana)に駆け落ちし、3人の子どもに恵まれた。その一人が故ジョン・マケイン氏で、同氏は父親や祖父と同じ道を選び海軍兵学校(US Naval Academy)に進んだ。ベトナム戦争(Vietnam War)では捕虜となったことで知られている。

 アリゾナ州選出の上院議員だったマケイン氏が2018年に脳腫瘍で死去した際には、追悼式典でのロバータさんの毅然(きぜん)とした姿が印象的だった。

 マケイン氏は自身の著書の中で、ロバータさんのことを「意志の強い女性で、人生をとことん楽しみ、常に与えられた機会を最大限に生かそうとしていた」と書いている。(c)AFP