【10月8日 AFP】米ユタ州ソルトレークシティー(Salt Lake City)で7日に行われた副大統領候補討論会で、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領の頭に大きな1匹のハエが止まり、インターネット上ではこの珍事に関する投稿が飛び交った。

 共和党のペンス氏が、民主党のカマラ・ハリス(Kamala Harris)上院議員と、人種間の不平等や警察の改革といった深刻な問題について議論していた。大きなハエがペンス氏の白髪頭の上に2分間にわたって止まっていたのは、この時だった。

 ハリス氏がそのハエを見たかどうかは不明だが、同氏以外の誰もが見ていたようだ。

 ソーシャルメディア上では、「これは非常に大事な討論会だ。だがあのハエ以外のことを誰も覚えていないだろう」といった声や、「あのハエはペンス氏の髪に長く止まっていた。隔離すべきだ」といった、米政権中枢で新型コロナウイルス感染が急拡大していることを当てこする投稿もあった。

 民主党大統領候補のジョー・バイデン(Joe Biden)氏もこれに言及。「ハエ」を意味する「fly」に「うまくいく」の意味があることにかけて「この選挙運動がうまくいく(fly)よう、5ドル(約530円)の支援を」とツイッター(Twitter)に投稿した。さらにバイデン陣営は、グッズストアでハエたたきを販売する準備に取り掛かったという。(c)AFP