【10月5日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は4日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第3シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は地元フランスのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia)を破って8強入りを果たしたが、同国男子トップのガエル・モンフィス(Gael Monfils)と交際していることもあり、今大会はフランスのためにもプレーしていると話した。

 男子の世界ランキングで9位につける恋人のモンフィスが今大会は初戦で姿を消した中で、スビトリーナは「今は二人分戦っている」と明かした。

「どれだけ彼がここパリでのプレーを愛しているか、そしてどれだけ大観衆の前でのプレーを愛しているか知っている」「今年は残念ながら少し状況が違う。でも彼がベストのプレーをできず本当につらい」

 シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)とカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が敗退したことを受け、この日6-1、6-3でガルシアを下したスビトリーナは、勝ち残っている中で最高シードの選手となった。自身3度目となる準々決勝では、バルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)を2-6、6-2、6-3で破った世界ランク131位の予選勝者ナディア・ポドロスカ(Nadia Podoroska、アルゼンチン)と対戦する。

 スビトリーナはハレプと対戦した2017年の準々決勝で6-3、5-1とリードし、マッチポイントも握りながらまさかの逆転負けを喫した経験があり、その時の苦い記憶の払拭(ふっしょく)を全力で図る一戦となる。(c)AFP