【10月4日 AFP】インド西部で崩落したごみ山の下敷きになった「くず拾い」の少女が3日、遺体で発見された。救助隊が明らかにした。

 死亡したのはネハ・バサバ(Neha Vasava)さん(12)で、先月26日にグジャラート(Gujarat)州アーメダバード(Ahmedabad)にある市内最大のごみ処分場をあさっていたところ、高い壁のように積もったごみが崩れ落ち、下敷きになった。

 捜索活動は野犬の群れが徘徊(はいかい)し、息の詰まるような悪臭がたちこめる中で行われた。当局によると、ネハさんの遺体は腐敗が進んでおり、死因特定のため検視に送られたという。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によると、南アジアでは12歳未満の子ども4100万人超が労働を強いられている。専門家は、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で親が貧困に陥り、より多くの子どもが労働を余儀なくされていると指摘する。(c)AFP