【10月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は3日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第4シードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)は6-2、6-0で予選勝者のイリナ・バラ(Irina Bara、ルーマニア)に快勝して16強入りを決めた。

 昨年大会の3回戦ではセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を撃破した全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)女王ケニンは次戦、地元フランスのフィオナ・フェロ(Fiona Ferro)と対戦する。

 その一方で、女子シングルス上位20シードのうち4回戦に勝ち残ったのはわずか5人となり、大会2週目は男子と同じく新たな顔ぶれが多く並ぶことになっている。

 チュニジアのオンス・ジャバー(Ons Jabeur)は7-6(9-7)、2-6、6-3で第8シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)を破り、アラブ系の女子選手として初の全仏オープン16強入りを果たした。

 1月の全豪オープンでは準々決勝に勝ち残った第30シードのジャバーは次戦、世界ランキング57位のダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)と対戦する。コリンズは同日、2016年大会覇者で第11シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を7-5、2-6、6-4で破る番狂わせを演じた。

 張帥(Shuai Zhang、中国)はワイルドカード(主催者推薦)のクララ・ビュレル(Clara Burel、フランス)を7-6(7-2)、7-5で下し、中国女子選手として2012年の李娜(Na Li、リー・ナ)以来となる16強入りを果たした。4回戦では第7シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)と顔を合わせる。

 クビトバは第1セット1-5となりながらも2本のセットポイントをしのぎ、18歳のレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)を7-5、6-3で下した。

 世界87位のパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)は6-4、6-3で2017年大会女王のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)を破って初の四大大会(グランドスラム)16強入りを果たし、試合後にはコート上で涙を流した。

 オスタペンコは43本のアンフォーストエラーに加え、ダブルフォールトも10本犯して自滅し、前の試合で元全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)覇者のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)を破って勝ち上がってきたバドサに敗れた。(c)AFP/Dave JAMES