【10月3日 AFP】(更新)20MLBは2日、ナ・リーグのワイルドカードシリーズ(3回戦制)が行われ、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)はダルビッシュ有(Yu Darvish)が先発したシカゴ・カブス(Chicago Cubs)を2-0で下し、2連勝で地区シリーズに進出した。

 2003年にワールドシリーズを制して以来、プレーオフには一度も進出していなかったマーリンズは、敵地での一戦で7回にギャレット・クーパー(Garrett Cooper)が2死から先制本塁打を放つなどして勝ち上がりを決めた。リーグ優勝決定シリーズを目指して戦う5回戦制の地区シリーズでは、同じ東地区のライバルであるアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)と対戦する。

 一方、カブスはダルビッシュが6回3分の2まで相手打線を無得点に抑える好投を見せていたが、クーパーに一発を浴びた後、マット・ジョイス(Matt Joyce)に二塁打を打たれ、マグネウリス・シエラ(Magneuris Sierra)の単打で追加点を許して降板した。

 34歳のダルビッシュはこの日、合計94球を投げてストライク69球、6奪三振、5安打、2失点、2四球という内容だった。

 カブスは9回に先頭打者のジェイソン・ヘイワード(Jason Heyward)が左翼へ二塁打を放ち、最後のチャンスをつかんだ。しかし、マーリンズの救援投手ブランドン・キンツラー(Brandon Kintzler)が、後続のハビアー・バエズ(Javier Baez)、デビッド・ボート(David Bote)、そして代打のジェイソン・キプニス(Jason Kipnis)を連続三振に仕留め、ここでカブスの今季は終了した。

 同日に行われたもう一つの試合では、サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)が投手9人の継投でセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)に4-0で完封勝ちし、シリーズ戦績2勝1敗でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)との地区シリーズ進出を決めた。(c)AFP