「家族はどこ?」 中国のウイグル人弾圧に500人が抗議、トルコ
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【10月2日 AFP】トルコのイスタンブールで1日、中国政府が北西部・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で行っているウイグル人らイスラム教徒に対する弾圧に抗議するデモが行われ、約500人が参加した。AFP記者が伝えた。
バヤズィト広場(Beyazit square)に集まった人々の中には子どもの姿もあった。参加者は「家族はどこ?」「家族を解放しろ」「収容所を閉鎖しろ!」と書かれた横断幕や行方不明の親族の写真を手に、新疆での弾圧をやめるよう求めた。
中国政府のウイグル人弾圧を公に批判するイスラム教の指導者は多くないが、ウイグルと言語的・文化的なつながりがあるトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は例外だ。
ムケレム・クタル(Mukerrem Kutar)さんは行方不明の家族の写真を手に、「家族と音信不通だ。兄弟も、おいも、彼らの家族も完全に音信不通だ」「彼らが生きているのか、死んでいるのか、収容されているのかも分からない。居場所を突き止めたい」とAFPに語った。(c)AFP