【10月2日 AFP】AFPは1日、動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」で虚偽情報が拡散されるのを防ぐため、同アプリと協業してファクトチェック(事実検証)事業を立ち上げると発表した。

 AFPのファクトチェックチームはその合意の下、フィリピンやインドネシア、パキスタン、オーストラリア、ニュージーランドなどの国々で、ティックトックに投稿された虚偽の可能性がある動画について検証する。

 こうした検証によって、ティックトックは虚偽動画を削除し、ユーザーに通知することで誤情報の拡散に対抗できるようになる。

 対象となったティックトック動画の検証において、AFPは完全な編集権の独立を保持する。

 AFPのオンライン検証チームは2017年に発足して以来、ファクトチェックの分野における世界最大の専門の記者のネットワークに成長した。

 AFPは現在、フェイスブック(Facebook)のファクトチェック事業と提携。記者90人で16言語、80か国をカバーしている。(c)AFP