【10月1日 AFP】女子テニスのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は30日、同日出場予定だったツベタナ・ピロンコバ(Tsvetana Pironkova、ブルガリア)との全仏オープン(French Open 2020)女子シングルス2回戦をアキレス腱(けん)のけがで棄権した。

 39歳のセレーナが歴代最多タイとなる四大大会(グランドスラム)通算24勝目を目指している中でまたしても壁が立ちはだかり、競技における長期的な未来も疑問視されている。

 ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)に敗れた全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)のシングルス準決勝でアキレス腱を痛め、けがが癒えないまま今大会に臨んでいたセレーナは、「全米オープンの後、アキレス腱を治す十分な時間がなかった」「歩くのにも苦労していたので、回復に努めるべきだという明らかな兆候だと思う」と話した。

 今回のけがにより、セレーナは残りのシーズンを全休する可能性が高く、来年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)で再びマーガレット・コート(Margaret Court)氏の持つ歴代最多記録に挑戦するとみられる。

 全仏オープンでは2002年、2013年、2015年の3度優勝を経験していたセレーナは「4〜6週間何もせずじっとしている必要がある」「今年はもう十中八九大会には出ない」としている。(c)AFP/Dave JAMES