【9月13日 AFP】女子テニス協会(WTA)は12日、全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)のシングルス準決勝で左アキレス腱(けん)を負傷したセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、14日から始まるクレーコート大会のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)を欠場すると発表した。

 全米オープンで歴代最多タイとなる四大大会(グランドスラム)通算24勝目を目指していたセレーナは、10日の準決勝でビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)にフルセット負けを喫した。

 セレーナは「アキレス腱の張りにより、残念ながらイタリア国際を欠場しなければならなくなった」「ローマのファンからの絶え間ないサポートに恐縮している。早く復帰することを楽しみにしている」と語った。

 全米オープン準決勝ではメディカルタイムアウトを取り、アキレス腱に治療を受けていたセレーナは、試合後に「ショットを追いかけた時、1歩目でバランスを崩した。長いポイントだった。足首ではなくアキレス腱。ちょっと伸ばしすぎた」と説明していた。

 27日から開幕する全仏オープン(French Open 2020)の前哨戦として行われるイタリア国際では、4度の大会制覇を誇るセレーナの他、2019年の全米覇者ビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)通算2勝のペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)の欠場が決まっている。

 今週初めには世界ランク1位のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が、新型コロナウイルスの懸念と渡航制限を理由にシーズンの終了を発表しており、同大会も欠場することになっている。(c)AFP