【9月30日 AFP】米ウォルト・ディズニー・カンパニー(The Walt Disney Company)は29日、米国内のテーマパーク部門で2万8000人の従業員を削減すると発表した。新型コロナウイルスで需要が減少し、回復の見通しが立たないためだという。

 ディズニーはプレスリリースで、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)が求められ、カリフォルニア州政府の厳しい規制措置により状況が悪化していることを踏まえ、削減が必要になったと説明した。

 削減対象のおよそ3分の2は、パートタイムの従業員だという。

 ディズニーは直近の四半期で、47億ドル(約5000億円)の損失を計上したばかり。テーマパーク部門が打撃を受けたことや、主要映画の公開延期などがその要因。

 しかしこうしたマイナス要因は、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス(Disney+)」の需要急増によってある程度相殺されている。ディズニープラスは、映画『ムーラン(Mulan)』と『ハミルトン(Hamilton)』のプレミア配信を実施した。(c)AFP