【9月29日 AFP】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は28日、巨大な市場が見込める中国の電気自動車(EV)分野に、2024年までに新たに計150億ユーロ(約1兆8000億円)を投資すると発表した。

 中国政府は自動車市場に占めるエコカーの割合を2025年までに25%とする目標を掲げており、世界の自動車メーカーは、中国を顧客基盤と製造ハブの最前線とみなし期待を寄せている。現在VWの販売高の約40%を占める中国は、近年世界最大の自動車市場となっている。

 VWの発表によると2025年までに「グループ傘下のブランド15モデルを中国で生産」する予定で、その35%をEVが占めるという。来月には中国で、EV専用の車台「MEB」に特化した2工場が稼働する。

 また中国で生産されるEV用バッテリーは、中国EV用電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)が年内に供給を開始する。(c)AFP