【7月15日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)は15日、100%電気自動車(EV)の新型クロスオーバー「アリア(Ariya)」を発表した。カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)前会長の不正問題などで低迷する日産だが、内田誠(Makoto Uchida)社長は「アリア」が「日産の新しい扉を開く」と期待を寄せている。

 日産は既存モデルのリニューアルを除けば、2016年の「キックス(Kicks)」以降は新モデルを発売していなかった。一般市場をターゲットとした同社のEVとしては、10年前に初めて発売した「リーフ(Leaf)」以来となる。

「アリア」は最大610キロの走行が可能で、二輪駆動と四輪駆動、そして2種類のバッテリー容量から選択できる。

 日本での一般発売は来年中ごろを予定しており、価格は約500万円から。プレスリリースによれば、来年末をめどに欧州、北米、中国での発売を予定しているという。

 日産はまた、同社の新しいロゴも発表した。(c)AFP