ロンドンで勤務中の警官が撃たれ死亡、23歳の男を逮捕
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【9月26日 AFP】英ロンドンで25日、留置施設で勤務中の警官が男に銃で撃たれて死亡し、全土の警察で半旗が掲げられ、警官らが黙とうをささげた。英国で勤務中の警官が撃たれて死亡したのは、この8年余りで初めて。
マティウ・ラターナ(Matiu Ratana)巡査部長(54)はロンドン南部のクロイドン留置施設(Croydon Custody Centre)で午前2時15分(日本時間同10時15分)ごろ、23歳の男に撃たれ、病院で死亡した。
容疑者の男は自らを銃で撃ち、重体だが容体は安定しているという。男は提供目的の薬物所持と銃弾所持の容疑で逮捕された。
ラターナ巡査部長はニュージーランド北島の東海岸に位置するホークスベイ(Hawke's Bay)出身。大学卒業後の1991年にロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)に入り、ロンドンで制服警官として30年近く勤めた。
男を留置施設に移送する際の身体検査が十分でなかったとの報道もある。ロンドン警視庁のクレシダ・ディック(Cressida Dick)警視総監は、捜査では監視カメラと警察のボディーカメラの映像を綿密に調べると述べた。(c)AFP/Joe JACKSON