【9月24日 AFP】国連(UN)と英国は地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」の締結から5年の節目を迎える12月12日、世界気候サミットを共同開催する。国連が23日、明らかにした。

 国連によると、サミットの狙いは、2021年11月に英スコットランドのグラスゴー(Glasgow)で開催予定の国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の第26回締約国会議(COP 26)に向けて、はずみをつけることだという。

 最近のデータによると、温室効果ガス濃度は過去最高レベルとなっており、前例のない規模の山火事やハリケーン、干ばつ、洪水といった異常気象がさらに激化している。

 数日前には、世界最大の温室効果ガス排出国である中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が国連で、2030年までに排出量を減少に転じさせ2060年までにCO2排出量と吸収量を同じにし、実質ゼロとするカーボンニュートラルを目指すと発表していた。環境団体はこの動きを歓迎している。(c)AFP