今年のハロウィーンは「仮想」パーティー? 米当局、コロナ対策で勧告
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【9月23日 AFP】プリンセスの衣装も、バットマン(Batman)のスーツも、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領のお面も、今年はお預け。
米国では今年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行がハロウィーン(Halloween)行事に水を差すことになった。保健当局は国民に対し、夜にたくさんの菓子をもらいに外出するのを控え、代わりに自宅で「仮想」パーティーを楽しむよう促している。
米疾病対策センター(CDC)は、「ハロウィーンの伝統的なイベントの多くはウイルスを拡散する危険性が高い」と発表し、屋内に大勢が集まる仮装パーティーや子どもが近所の家を回っておやつをもらう「トリックオアトリート」について勧告した。
CDCは「人が密集したり叫んだりする可能性があるお化け屋敷に行くこと」も控えるべきだとしている。
代わりに、自宅でカボチャを彫ったり、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)のガイドラインに従いつつ友人や近所の人と屋外で集まったりすることを奨励。また、オンラインで仮装コンテストを開催することも勧めている。
米国で最も人気の高い祝日の一つであるハロウィーンをそれでも見逃せない人に対しては、「一方的なトリックオアトリート」や対人距離を確保して行うパレードは危険性が低いと助言している。
CDCはさらに、例えば菓子袋は事前に用意して、子どもたちが取っていけるよう車道の端に置くことを提案している。(c)AFP