【9月23日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のフランク・ランパード(Frank Lampard)監督は22日、フランス・リーグ1のレンヌ(Stade Rennes FC)からセネガル人GKエドゥアール・メンディ(Edouard Mendy)の加入が完了する見通しだと明かした。

 チェルシーでメディカルチェックを受けているという28歳のメンディについて、契約は間もなく完了するだろうとランパード監督は示唆しており、その補強によって、パフォーマンスに悩まされ、自信を失っているGKケパ・アリサバラガ(Kepa Arrizabalaga)はポジション争いを強いられることになるだろう。

 大柄なメンディは、2000万ポンド(約26億7000万円)と報じられる額でチェルシーに加わるとみられ、チェルシーが今夏補強に投じた移籍金は総額約2億2000万ポンド(約294億3000万円)にも達する。

 ランパード監督は「メンディはちょうど今メディカルチェックを受けているところ。それが問題なければ、彼はその時点でわれわれの新たな選手になる」とコメントした。

「メンディが加入すれば競争はより激しくなる。だから、ケパからの反応はすべてポジティブなものでなければならない。メンディが加入すれば、このチームでプレーしようとするために努力するだろう。われわれはそれを理解している」

 ランパード監督はまた、隔離の必要がないメンディをすぐに起用できると考えており、同選手が26日に行われるウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)戦でデビューする可能性を残している。

 メンディの獲得により、7200万ポンド(約96億3000万円)の移籍金でチームに加わり、0-2で敗れた20日のリバプール(Liverpool FC)戦でまたもや重大なミスを犯したケパの正守護神の座は大きなプレッシャーにさらされることになるだろう。

 またランパード監督は、GK特有の知識を持ち、テクニカル・ディレクターを務めるペトル・チェフ(Petr Cech)氏の意見がメンディの補強に影響を与えたことも明かしている。(c)AFP