【9月22日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)の妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)の代理人を務める弁護士は21日、最近出版された王子夫妻の伝記について、2人は協力していないと明言した。

 メーガン妃は疎遠になった父親に宛てた手紙を掲載したとして、大衆日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)やオンラインニュースサイトのメールオンライン(MailOnline)の発行元であるアソシエーティド・ニューズペーパーズ(Associated Newspapers)をプライバシー侵害などで訴えている。

 アソシエーティド側は弁論の中で、最近出版された王子夫妻の伝記「Finding Freedom(自由を探して)」が執筆される際にメーガン妃が著者らに協力し、さまざまな出来事について自分の見解を語ったと主張。同社を代表するアンソニー・ホワイト(Antony White)氏は伝記について「どこから見ても、2人(ヘンリー王子夫妻)の多大な協力があって書かれたものだ」と述べた。

 同社は、メーガン妃が「著者らに協力し、直接的あるいは間接的に情報提供や公表の許可を行い、その中に父親に宛てた手紙に関する情報提供あるいは情報入手の許可も含まれていた」と主張しようとしている。

 さらに同社は自社メディアによる手紙の引用について、2019年にメーガン妃の友人5人が米娯楽誌ピープル(People)とのインタビューで語っている内容であり、掲載は正当化されると主張している。

 だが、メーガン妃の代理人を務めるジャスティン・ラッシュブルック(Justin Rushbrooke)弁護士は、同妃も夫のヘンリー王子も「伝記の著者らに協力していない。インタビューを受けたり、写真を提供したりしたこともない」と述べた。

 ロンドンの高等裁判所で行われている同裁判は、ヘンリー王子夫妻と英大衆紙を筆頭とするメディアとの間で加速する対立の中で最も注目される件となっている。(c)AFP