【9月19日 AFP】元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏が共同オーナーを務める米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)は18日、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)の獲得を発表した。イグアインは前日にイタリア・セリエA王者のユベントス(Juventus)を退団していた。

 32歳のイグアインは、ユベントス時代の同僚であるMFブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)と再びチームメートとなる。またMLSでは兄のフェデリコ・イグアイン(Federico Higuain)もD.C.ユナイテッド(D.C. United)でプレーしている。

 イグアインは「個人的な目標は、ここでチームに貢献し、最高のサッカーがプレーできると証明すること」「成功に必要なツールはすべてそろっているので、達成できることを願っている」と話した。

 イグアインは2016年、ナポリ(SSC Napoli)から9000万ユーロ(約111億円)の移籍金でユベントスに加入した。しかし、まずまずの2シーズンを過ごした後で居場所を失い、2018-19シーズンはACミラン(AC Milan)とチェルシー(Chelsea)にローン移籍し、昨夏からユベントスに復帰していた。

 それでも、ユベントスのアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は先日、3度のセリエA制覇に貢献したイグアインが構想外であることを明かし、クラブも前日に契約を終了したと発表していた。

「自分との契約を実現するために尽力してくれたインテル・マイアミに感謝したい」「人生において美しい経験になると思っている」「新たな経験、新たなリーグ、美しい街、自分が探していたものだ。ここに来られて幸せだし、正式に決まってうれしい」「目標は欧州で手にしたすべての経験を伝え、チームの成長を手助けすることだ」 (c)AFP