【9月20日 CNS】建設中の水力発電所として世界最大級となる中国の白鶴灘(Baihetan)水力発電所の建設が急ピッチで進んでいる。

 発電所は四川省(Sichuan)寧南県(Ningnan)と雲南省(Yunnan)巧家県(Qiaojia)の境界を流れる金沙江に建設。設備容量は1600万キロワットを誇り、完成すれば三峡プロジェクトに次ぐ世界第2位の水力発電所になる。

 中国能源建設(CEEC)傘下の葛洲壩機電は9日、単一設備容量として世界最大の100万キロワット水力発電ユニットの回転子(ローター)を白鶴灘右岸発電所に初めて設置した。左岸には8月に回転子を設置しており、発電所の建設は重要な節目を迎えた。

 左右両岸に100万キロワットの発電ユニットを8基ずつ設置し、2021年7月に第1弾の発電を計画。2022年7月に全面稼働する見込みだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News