【9月18日 AFP】19-20NBAは17日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)が行われ、後半に強さを発揮したマイアミ・ヒート(Miami Heat)が106-101でボストン・セルティックス(Boston Celtics)に再び逆転勝利し、シリーズ戦績2勝0敗でリードした。

 ヒートは第2クオーターに最大17点差をつけられるなど47-60で後半へ折り返したが、第3クオーターを37-17で圧倒するなどして勝利を収めた。中でも、この日21得点をマークしたバム・アデバヨ(Bam Adebayo)は、第3クオーターだけで15得点を稼いだ。

 15日のシリーズ初戦でも大量リードからオーバータイムの末に114-117で敗れていたセルティックスは、第4クオーターに巻き返して試合時間残り4分25秒には94-89でリードした。

 しかし、ヒートはアデバヨがフックショットを決めると、ジミー・バトラー(Jimmy Butler)がスティールからダンクをたたき込んで点差を縮小。その後、ゴラン・ドラギッチ(Goran Dragic)が2本のフリースローを決めたほか、相手のビッグマンであるダニエル・タイス(Daniel Theis)をかわして3ポイントシュートに成功し、残り時間1分42秒で100-95のリードを奪いそのまま逃げ切った。

 アデバヨは試合後、「俺たちがここに来たのは、プレーオフで優勝するためだ」「このまま勝利を積み重ねて、その目標に到達できることを願っている」「今は2勝0敗。このままこの『W(勝利)』を積み重ねていかなければ」とコメントした。

 一方、この日23得点を記録してスランプを抜け出したセルティックスのケンバ・ウォーカー(Kemba Walker)は、ヒートが見せた第3クオーターの逆襲について、「相手がこちらを上回っていた」と振り返った。

「こちらとしては受け入れ難いことだ。あれほどのリードを奪ったプレーを持続することができなかった。こっちが油断したところに相手がつけ込んだのだと思う」「向こうのプレーの方が、こっちよりもはるかに激しかった。自分たちも反撃したが、とにかくミスが多すぎた」

 米フロリダ州オーランド(Orlando)に設けられたNBAの隔離環境下において19日に行われるシリーズ第3戦で、ヒートはシリーズ突破に向けて王手をかけることを目指す。(c)AFP