【9月12日 AFP】19-20NBAは11日、プレーオフのカンファレンス準決勝(7回戦制)が行われ、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)が92-87で昨季王者のトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)を破り、通算成績4勝3敗でイースタンカンファレンス決勝に進出した。

 セルティックスはジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)が29得点、12リバウンドの活躍を見せたほか、ジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)が21得点、マーカス・スマート(Marcus Smart)が16得点、ケンバ・ウォーカー(Kemba Walker)が14得点で勝利に貢献し、ここ4シーズンで3度目のイースト決勝シリーズ進出を果たした。

 テイタムは試合後、「何か偉業を成し遂げたり、勝利を望んだりするときは、そう簡単にはいかないものだ」とすると、「そのために、俺たちはここにいる」とコメントした。

 米フロリダ州オーランド(Orlando)にあるディズニー・ワールド(Disney World)の隔離環境下で15日に開幕するイーストの頂上決戦シリーズ(7回戦制)で、セルティックスはマイアミ・ヒート(Miami Heat)と対戦する。

 一方、今シリーズでは劣勢から追い上げて逆王手をかけていたラプターズは、フレッド・バンブリート(Fred VanVleet)がチーム最多の20得点を記録した。

 ニック・ナース(Nick Nurse)ヘッドコーチ(HC)は試合を振り返り、「このシリーズでは最高のプレーができなかった。それは否めない。しかし、その他では、われわれは今季非常に良かったし、素晴らしかった」と述べた。

 ウエスタンカンファレンス準決勝では、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)が111-105でロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)を下し、シリーズ戦績を2勝3敗とした。

 ナゲッツは接戦となった第4クオーターにジャマール・マレー(Jamal Murray)が大爆発を見せたほか、ルーキーのマイケル・ポーター(Michael Porter)が終盤にかけて何度かクラッチプレーを披露するなどして踏みとどまった。

 ユタ・ジャズ(Utah Jazz)との1回戦でも1勝3敗から3連勝して勝ち上がったナゲッツは、カナダ出身のマレーがチーム最多の26得点を稼ぐと、ニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)が22得点、14リバウンド、5アシスト、ポール・ミルサップ(Paul Millsap)が17得点をマークした。

 第2シードとしてチーム初のウエスタンカンファレンス決勝進出を目指しているクリッパーズは、カワイ・レナード(Kawhi Leonard)が両チームを通じて最多の36得点、ポール・ジョージ(Paul George)が26得点を記録した。

 レナードは今プレーオフ、計7試合で30得点以上を記録し、1試合平均でも30得点近く稼いでいるが、この日は控え選手からの援護がほとんどなかった。(c)AFP