【9月17日 AFP】ニュージーランド統計局(Stats NZ)が17日発表した第2四半期(4~6月期)の国内総生産(GDP)は、前期比12.2%減となり、ニュージーランド史上最大の減少幅を記録した。

 ジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相が来月の総選挙に向かう中、1.6%減だった第1四半期(1~3月期)に続き2四半期連続でマイナス成長となり、同国は約10年ぶりに景気後退(リセッション)に入ったことが確認された。

 第2四半期は、3月末に始まり5月末から緩和された厳格なロックダウン(都市封鎖)の期間とほぼ重なる。

 ニュージーランド統計局のポール・パスコー(Paul Pascoe)報道官は、小売店や宿泊施設、レストランや交通機関などの業種が、ロックダウンや3月19日から実施された国境閉鎖の影響を最も直接的に受けたと述べた。

 しかし、前期比12.2%という減少幅は、今週政府が予測した16%減より小さく、5月に発表された予算で示された23.5%減より大幅に小さい。(c)AFP/Neil SANDS