【8月31日 AFP】先週サイバー攻撃に見舞われ、4日連続で取引停止となったニュージーランド証券取引所(NZX)に対する攻撃は、31日も続いたものの、取引停止に追い込まれる事態には至らなかった。NZXが明らかにした。

 NZXによると、海外からのサイバー攻撃を受けてウェブサイトの閉鎖はやむを得なかったとはいえ、取引自体は通常通りに行われたという。

 NZXのマーク・ピーターソン(Mark Peterson)最高経営責任者(CEO)は、攻撃の撃退に向け、サイバー防御を専門とする米企業アカマイ・テクノロジーズ(Akamai Technologies)に加え、ネットワークプロバイダーのスパーク(Spark)やニュージーランド情報機関の通信保安局(GCSB)の協力を得ていると明かした。

 NZXは、ウェブサイトが閉鎖された場合でも、投資家らに市場情報へのアクセスを提供し、取引を継続できるよう、金融市場庁(FMA)と規約面で先に合意していたとしている。(c)AFP