【9月17日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)は16日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-2でワイルドカード(主催者推薦)のサルバトーレ・カルーソ(Salvatore Caruso、イタリア)を下し、3回戦進出を決めた。

 まさかの失格となった全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)後初の試合を快勝で飾った王者ジョコビッチは、「正直、ニューヨークでの出来事からなるべく早く公式戦をやりたいと思っていた」と明かし、この日は「メンタル面や感情面の支障やドラマ」もなくプレーできたと安堵(あんど)感を示した。

 6日に行われた全米オープン4回戦では、いら立ちのあまり放ったボールが誤って線審に直撃し失格となったが、この日はかしこまった態度を見せながら、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)を制すなどした全米敗退前の調子を継続した。

 全米オープンで失格になるまでは今季無敗だったジョコビッチは、この日の試合について「非常に良いテストになった。重要な局面での対応の仕方にはとても満足している」「試合をコントロールできた」とコメントした。

 イタリア国際では過去9度決勝に進出し、うち4度でタイトルを獲得しているジョコビッチは次戦、準々決勝進出を懸けて世界29位の同胞フィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic)と対戦する。クライノビッチは同日、同113位の予選勝者マルコ・チェッキナート(Marco Cecchinato、イタリア)を6-4、6-1で下した。(c)AFP