【9月17日 AFP】サッカー親善試合が16日に行われ、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は、チームに残留することが決定したリオネル・メッシ(Lionel Messi)の2得点などで2部ジローナ(Girona FC)に3-1で勝利した。

 21分、ローン移籍先のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)から復帰したフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)の先制点の起点となったメッシは、45分にもペナルティーエリアの端からシュートを放つと、これがファーサイドのポストの内側をたたきゴールを挙げた。

 シュートが相手に当たって50分過ぎにも2点目をマークしたメッシは、残り約30分という場面で途中交代となった。退団の意思を明かしていたメッシは、前週の初めにバルセロナの練習に復帰したばかりだった。

 同国プロサッカーリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス(Javier Tebas)会長はこの試合に先駆け、メッシが残留してくれてうれしいと述べた。

 同リーグのトレーディングステッカー販売を促進するイベントに出席したテバス会長は、「メッシはわれわれのリーグにとって重要な選手」と語った。「彼はこのリーグで誕生した選手。ここで現役を終えることを願っている」

 クラブの練習施設で行われたこの日の一戦で、バルセロナは計20選手を起用したが、ルイス・スアレス(Luis Suarez)とアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)はメンバー外となった。

 スアレスと話し合ったことを試合後に明かしたロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督は、チームは同選手を売却できないかもしれないと認めた。「もし最終的に彼が移籍先のチームを見つけられず、残留することになれば、チームにとっては戦力の一人となる」

 バルセロナのリーグ初戦は、26日か27日に行われるビジャレアル(Villarreal CF)戦となっている。(c)AFP