【9月13日 AFP】20F1第9戦トスカーナGP(Tuscan Grand Prix 2020)は12日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が最多記録を更新する95回目のポールポジションを獲得した。

 年間優勝6回で、今年も総合首位に立つハミルトンは、チームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)を上回り、今季9戦中7回目のポールポジションに立った。今回もフロントローを独占したメルセデス勢は、9戦全てでポールを獲得している。

 ハミルトンは「正直に言えば、本当にタフな週末だ」「まず、このコースは驚異的で、非常に難しいサーキットだし、きのうからけさまではずっとバルテリの方が速かった」「だけど僕も裏でラインとセットアップの改善に取り組み、エンジニアとメカニックが素晴らしい仕事をした結果、最後に必要なラップを出すことができた」とコメントした。

 マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)のレッドブル(Red Bull)勢が2列目に入り、ホームでグランプリ1000レース目を迎えたフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が5番手に入った。

 ルクレールはこの結果に驚きながらも、「全体としては非常に満足している」「5番手は期待以上で、非常にうれしい。モンツァ(Monza Circuit)とスパ(・フランコルシャン〈Spa-Francorchamps〉)はすごく残念だったからね」「きょうはバランスが良くて自信になったし、最後には結果を出せた」と喜んだ。

 レーシングポイント(Racing Point)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)は6番手タイムを記録したが、フリー走行中にアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)と接触して1グリッド降格の処分を受けているため、チームメートのランス・ストロール(Lance Stroll)に6番手を譲った。

 8番手以降は、ルノー(Renault)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、マクラーレン(McLaren)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、ルノーのエステバン・オコン(Esteban Ocon)となった。(c)AFP