【9月12日 CNS】中国国家インターネット情報弁公室は、インターネット上の各種サイトやライブ配信の運営実態を調査し、問題のある情報やアカウントを整理した。このうち、日本などで「モクバン」と呼ばれる「吃播(飲み食いショー)」のアカウント1.36万件も処分した。

 弁公室は最近の1か月間で「3つの整頓」運動を実施。商業ウェブサイト、個人によるライブ配信、eコマースなどで、規制に違反した情報の公開や有害なコンテンツの拡散などがないか調査した。その結果、違法・規則違反の情報603万件を一掃し、規則違反のアカウント559万件を処分。長らく使われていない「ゾンビ」アカウント92.8万件を凍結し、100万人以上のフォロワーがいるアカウントも169件処分した。

 また、違法・規則違反のライブ配信プラットフォーム338件を処分。ライブ配信で収益を得ているオンラインストリーマー10.5万件のアカウントをブロックした。視聴者と交流しながら大量の食べ物を食べるオンライン放送「吃播」は、中国でも話題になっている放送もあるが、1.36万件が処分された。

 国家インターネット情報弁公室は今後もネットの運営ルールを明確化し、適切で健康的なサイバースペースを構築するとしている。(c)CNS—中新経緯/JCM/AFPBB News