【9月11日 AFP】20-21フランス・リーグ1は10日、第2節の試合が行われ、新型コロナウイルスの影響で戦力を落としたパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、昇格組のランス(RC Lens)に0-1で敗れ、最悪のシーズンのスタートを切った。

 ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)やキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)らも含むとされる7人の陽性反応者を欠いたPSGは、第3GKのマルチン・ブーカ(Marcin Bulka)を起用して今季の初戦に臨んだが、その20歳の守護神の軽率なミスから57分に失点した。

 プレッシャーがかかっていない状況で後方からボールをつなごうとしたブーカは、マルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)への弱々しいパスをイグナティウス・ガナゴ(Ignatius Ganago)にカットされると、至近距離から決勝点となるゴールを決められた。

 7月にニース(OGC Nice)から加入し、これが新チームでの初得点になったガナゴは、本拠地スタッド・ボラール・デレリス(Stade Bollaert-Delelis)を訪れた3800人の熱狂的なファンに歓喜をもたらした。

 21歳のガナゴは「とてもうれしい。初ゴールを決められて気分が良いし、もっと多くの得点を挙げたい」とコメントした。

「ネイマールやエムバペがいなくても、パリはとても良いチーム。僕らは堅実かつコンパクトにプレーした。みんなが一丸となって戦い、最終的にそれが報われた」

 今週末には第3節の試合が行われる中で、主力を欠くPSGは連戦に臨む。

 PSGは13日に本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)でライバルのオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)と対戦し、その後本来は開幕戦になるはずだったメッス(FC Metz)戦が16日、さらにアウェーでのニース戦が20日に行われる。(c)AFP